公開講座「遺伝子工学実習講座 DNAコース」 を開催

 9月14日(木)~15日(金)、府中キャンパス学術研究支援総合センター遺伝子実験施設において「遺伝子工学実習講座 DNAコース」が開催されました。
 本講座は初心者を対象に、講義と実習をとおして遺伝子工学の基礎を学ぶことを目的として、タンパク質コースと交互に隔年開講しており、社会人対象のリカレント教育の場として高い評価を得ています。受講者は民間企業の教育担当者、他大学の学部生?教員等、全国から3名が参加しました。
 実習では、遺伝子実験施設専任教員の指導のもと、大腸菌コロニーの観察、PCR法、形質転換、菌の培養、プラスミドDNAの単離、制限酵素処理、アガロースゲル電気泳動など、遺伝子工学の基本的な実験操作を行いました。ラムダファージのゲノムライブラリーを用い、各自が寒天培地に形成された大腸菌のコロニーを選び、その中のプラスミドがラムダファージゲノムのどの部分のDNA断片を保持しているのかを特定する実験を行いました。
 受講者の中には、情報系分野に携わっていてDNAを扱う実験手技や原理に興味を持ち、実際の実験を行いたいと思われた方、これまでの分野の技術をDNA関連分野にも生かそうと考えている方等がおられました。今後、本講座の講習内容がそれぞれの職場等で活かされるものと期待されます。

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